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交通事故の後遺症の主な症状

交通事故の後に見られる症状としては「むち打ち」によるものがほとんどです。事故などで首に強い衝撃を受けると頚椎を損傷してしまい、各種症状が生じてしまうのです

むち打ち

むち打ちで多いのが首の痛みです。自動車などの交通外傷では首が可動域を超えて曲げられてしまうため、首の筋肉や骨を痛めてしまうからです。
むち打ちになると肩の凝りや痛みを感じる場合もあります。脳から肩にかけての神経は首を通っているため、首の損傷によって肩の神経を痛めてしまうからです。同様の理由で腕のしびれが残ってしまうことがあります。
それ以外にもめまいや頭痛など様々な症状をきたすことがあり、人によって後遺症の症状や経過は異なるのが実際です。

後遺症の原因

交通事故の後遺症の多くは首が原因となっている場合が多いです。乗車している際に体幹はシートベルトで固定されているので強い衝撃を受けても体幹は動きません。しかし、頭部は固定されておらず、重さは一般人で５kgもあります。そのため強い衝撃を受けると頭部が前後に大きく揺らされてしまい、頭部を支えている首の筋肉や骨にダメージが残ってしまうのです。
また首には脳と体の様々な場所とをつないでいる神経が通っています。軽度の損傷ならば手や肩などに軽いしびれを感じる程度ですが、重度の損傷になると首から下を動かすことが不可能になり、その後の生活に大きな影響を与えます。