ブログ
ブログ
腰の痛み(右側)の原因を探る!鍼灸・整骨院での効果的な治療法
2025/02/19
「右側の腰だけが痛い…」「この痛み、一体何が原因なの?」と不安を抱えていませんか? このページでは、右側だけに現れる腰痛の原因を、筋肉の炎症やぎっくり腰、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、仙腸関節障害などの具体的な疾患から、内臓疾患(腎臓結石、尿路感染症、婦人科疾患など)による関連痛、姿勢や生活習慣まで幅広く解説します。
さらに、右側腰痛に対する鍼灸・整骨院での効果的な治療法や、それぞれの施術内容、選び方、メリット・デメリット、施術を受ける際の注意点まで詳しくご紹介します。また、自宅でできるストレッチや筋力トレーニングなどのセルフケア方法も紹介しているので、慢性的な腰痛でお悩みの方も必見です。
この記事を読めば、あなたの腰痛の原因を理解し、適切な治療法を選択するための手がかりが得られます。痛みのない快適な生活を取り戻すため、ぜひ最後までお読みください。
1. 腰の痛み(右側)が生じるメカニズム
腰の痛みは、その複雑な構造と機能から、様々な原因によって引き起こされます。特に右側のみに痛みが生じる場合、その原因を特定することはより複雑になります。腰の構造を理解し、痛みの発生メカニズムを知ることで、適切な治療法を選択することに繋がります。
1.1 痛みの発生源はどこ?腰の構造を理解しよう
腰は、大きく分けて脊柱(背骨)、椎間板、筋肉、靭帯、神経で構成されています。脊柱は、椎骨と呼ばれる骨が積み重なってできており、その間にはクッションの役割を果たす椎間板が存在します。
これらの構造は、靭帯や筋肉によって支えられ、安定性を保っています。また、腰部には多くの神経が通っており、脳と下半身の情報伝達を担っています。これらのいずれかの部位に異常が生じると、腰痛として認識されます。
構成要素 | 役割 | 関連する痛み |
脊柱(背骨) | 身体の支柱、脊髄の保護 | 骨折、変形性脊椎症、脊柱側弯症など |
椎間板 | 脊柱のクッション、柔軟性の確保 | 椎間板ヘルニア、椎間板変性症など |
筋肉 | 脊柱の支持、運動機能 | 筋膜性腰痛、筋筋膜性疼痛症候群など |
靭帯 | 脊柱の安定化 | 靭帯損傷、炎症など |
神経 | 脳と下半身の情報伝達 | 坐骨神経痛、神経根症など |
1.2 右側の腰痛に特異的な原因
右側の腰痛は、身体の左右非対称性や特定の動作・姿勢、内臓疾患など、左側の腰痛とは異なる原因が考えられます。例えば、右利きの人は、右側の筋肉をより多く使う傾向があり、右側への負担が集中しやすくなります。また、右脚を軸にした動作や、右側への荷重なども、右側の腰痛を引き起こす可能性があります。
さらに、右側にある臓器(肝臓、胆嚢、上行結腸、虫垂、右の卵巣など)の疾患が、関連痛として右側の腰痛を引き起こすケースもあります。これらの要因が複雑に絡み合い、右側の腰痛が生じることがあります。
日常生活での姿勢や動作、特定のスポーツ、過去の怪我なども、右側の腰痛に影響を与える可能性があります。例えば、デスクワークなどで長時間同じ姿勢を続けることや、ゴルフやテニスなど身体をひねる動作が多いスポーツは、右側の腰に負担をかけ、痛みを引き起こす可能性があります。また、過去の怪我や手術の影響で、身体のバランスが崩れ、右側の腰に負担がかかることもあります。
2. 腰痛(右側)の主な原因
右側だけの腰痛は、様々な原因が考えられます。筋肉の炎症や骨格の異常、内臓疾患など多岐に渡るため、原因を特定することが重要です。ここでは、右側の腰痛を引き起こす可能性のある主な原因を詳しく解説します。
2.1 筋肉の緊張や炎症
腰周りの筋肉の緊張や炎症は、腰痛の最も一般的な原因です。右側だけに負担がかかる姿勢や動作を続けることで、特定の筋肉に疲労が蓄積し、痛みを引き起こします。筋肉の炎症は、急性のぎっくり腰や慢性的な腰痛の両方で発生する可能性があります。
2.1.1 急性腰痛(ぎっくり腰)
急な動作や重いものを持ち上げた際に起こる激しい腰痛は、一般的に「ぎっくり腰」と呼ばれます。ぎっくり腰は、筋肉や靭帯の損傷によって引き起こされ、強い痛みと動きの制限を伴います。右側だけに痛みが集中する場合は、右側の筋肉や靭帯が損傷している可能性が高いです。安静と適切な処置が重要です。
2.1.2 慢性腰痛
慢性腰痛は、3ヶ月以上続く慢性の痛みです。長時間のデスクワークや不良姿勢、運動不足など、日常生活の習慣が原因となることが多いです。右側の腰痛が慢性的に続く場合は、生活習慣の見直しが必要です。具体的な原因としては、腰方形筋、脊柱起立筋、多裂筋などの筋肉の緊張や炎症が考えられます。
2.2 椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアは、背骨の間にある椎間板が変形し、神経を圧迫することで痛みやしびれを引き起こす疾患です。ヘルニアが右側に発生した場合、右側の腰や足に痛みやしびれが生じることがあります。
2.3 脊柱管狭窄症
脊柱管狭窄症は、背骨の中を通る脊柱管が狭くなり、神経を圧迫することで痛みやしびれを引き起こす疾患です。加齢に伴う変形が主な原因で、右側の脊柱管が狭窄すると、右側の腰や足に症状が現れます。
2.4 仙腸関節障害
仙腸関節は、骨盤を構成する仙骨と腸骨をつなぐ関節です。この関節に炎症や機能障害が生じると、腰痛の原因となります。右側の仙腸関節に問題がある場合、右側の腰に痛みを感じることが多いです。
2.5 内臓疾患による関連痛
内臓の疾患が原因で、腰に関連痛が生じることがあります。右側の内臓に問題がある場合、右側の腰に痛みが現れることがあります。
2.5.1 腎臓結石、尿路感染症
腎臓結石や尿路感染症などの腎臓・尿路系の疾患は、右側の腰に痛みを引き起こすことがあります。発熱や血尿などの症状を伴う場合は、医療機関を受診することが重要です。
2.5.2 婦人科疾患
子宮内膜症や卵巣嚢腫などの婦人科疾患も、右側の腰痛の原因となることがあります。生理痛の悪化や不正出血などの症状を伴う場合は、婦人科を受診しましょう。
2.6 姿勢や生活習慣の影響
長時間のデスクワーク、猫背などの不良姿勢、運動不足、肥満などは、腰への負担を増大させ、腰痛を引き起こす要因となります。また、睡眠時の姿勢やマットレスの硬さも腰痛に影響を与える可能性があります。以下に、姿勢や生活習慣と腰痛の関係をまとめました。
姿勢・生活習慣 | 腰痛への影響 |
猫背 | 腰椎の湾曲が崩れ、筋肉や靭帯への負担が増加 |
長時間のデスクワーク | 同じ姿勢を長時間続けることで、筋肉が緊張し、血行不良に |
運動不足 | 筋力の低下により、腰への負担が増加 |
肥満 | 過剰な体重が腰への負担となる |
不適切な睡眠姿勢・マットレス | 腰に負担がかかる姿勢での睡眠は、腰痛を悪化させる可能性がある |
これらの要因が複合的に作用することで、右側の腰痛が発生することがあります。日常生活の改善も腰痛対策において重要な要素です。
3. 腰痛(右側)の症状と特徴
腰痛(右側)の症状は、原因や痛みの種類によって様々です。痛みの程度や性質、関連する症状を把握することで、適切な治療法を選択することに繋がります。
3.1 急性痛と慢性痛の違い
腰痛は、痛みの持続期間によって急性痛と慢性痛に分けられます。急性痛は突然発症し、激しい痛みが特徴です。ぎっくり腰などが代表的な例で、数日から数週間で痛みが軽減することが多いです。
一方、慢性痛は3ヶ月以上痛みが続く場合を指し、鈍い痛みや違和感などが持続します。慢性痛は、姿勢の悪さや生活習慣、加齢などが原因となることが多く、根本的な改善には時間と継続的なケアが必要です。
3.2 右側にだけ痛みが現れるケース
腰痛が右側にだけ現れる場合、いくつかの原因が考えられます。右側の筋肉の炎症や損傷、椎間板ヘルニアによる神経の圧迫、脊柱管狭窄症、仙腸関節の機能障害など、身体の構造的な問題が原因であることが多いです。また、内臓疾患が原因で右側の腰に関連痛が生じるケースもあります。
例えば、腎臓結石や尿路感染症、婦人科系の疾患などが挙げられます。右側に痛みが集中している場合は、これらの疾患の可能性も考慮し、医療機関への受診が必要です。
3.3 関連する症状(しびれ、足の痛みなど)
腰痛(右側)には、痛み以外にも関連する症状が現れることがあります。代表的なものとして、下肢のしびれや痛み、感覚異常などがあります。これは、腰部の神経が圧迫されることで引き起こされます。例えば、椎間板ヘルニアによって坐骨神経が圧迫されると、右側の臀部から足にかけて痛みやしびれが生じることがあります。
また、脊柱管狭窄症では、間欠性跛行と呼ばれる、歩行時に足が重だるくなったり、しびれたりする症状が現れることがあります。その他、排尿障害や便秘などの症状が現れる場合もあり、内臓疾患の可能性も考慮する必要があります。腰痛と共にこれらの症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診し、適切な検査を受けることが重要です。
症状 | 考えられる原因 |
鋭い痛み | ぎっくり腰、筋肉の炎症 |
鈍い痛み | 慢性腰痛、姿勢不良 |
しびれ | 椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症 |
足の痛み | 坐骨神経痛 |
間欠性跛行 | 脊柱管狭窄症 |
排尿障害 | 内臓疾患の可能性 |
便秘 | 内臓疾患の可能性 |
4. 鍼灸治療による腰痛へのアプローチ
腰痛、特に右側の腰痛でお悩みの方にとって、鍼灸治療は効果的な選択肢の一つです。鍼灸治療は、身体に鍼やお灸を施すことで、痛みや不調を改善する伝統的な東洋医学です。WHO(世界保健機関)も腰痛に対する鍼灸治療の効果を認めており、近年注目を集めています。
4.1 鍼灸治療のメカニズムと効果
鍼灸治療は、ツボと呼ばれる特定の部位に鍼を刺したり、お灸で温熱刺激を与えることで、身体の自然治癒力を高め、痛みを緩和する効果が期待できます。具体的には、以下のようなメカニズムが考えられています。
- 血行促進:鍼やお灸の刺激によって血行が促進され、筋肉や組織への酸素供給が向上し、痛みの原因物質の排出を促します。
- 筋緊張緩和:鍼治療は、筋肉の緊張を和らげ、硬くなった筋肉を柔軟にする効果があります。特に、右側の腰痛の原因となることが多い、腰方形筋、脊柱起立筋、大殿筋などの緊張を緩和することで、痛みを軽減します。
- 鎮痛効果:鍼やお灸の刺激は、脳内においてエンドルフィンなどの鎮痛物質の分泌を促進し、痛みを抑制する効果があります。また、ゲートコントロールセオリーに基づき、痛み以外の感覚刺激を入力することで痛みの伝達を抑制する効果も期待されます。
- 自律神経調整:鍼灸治療は、自律神経のバランスを整える効果があります。ストレスや疲労によって交感神経が優位になり、筋肉が緊張し痛みが増悪することがありますが、鍼灸治療によって副交感神経の働きを高め、リラックス状態にすることで、痛みを和らげることができます。
4.2 腰痛(右側)への具体的な鍼灸治療
右側の腰痛に対しては、痛みの原因や症状に合わせて、様々なツボが用いられます。代表的なツボとしては、以下のようなものがあります。
ツボの名前 | 位置 | 効果 |
腎兪 | 第2・3腰椎棘突起間外方1.5寸 | 腰痛全般、腎機能の改善 |
大腸兪 | 第4・5腰椎棘突起間外方1.5寸 | 腰痛、便秘 |
環跳 | 大腿骨大転子と仙骨裂孔を結ぶ線上、大転子後方 | 坐骨神経痛、腰痛、股関節痛 |
委中 | 膝窩横紋の中点 | 腰痛、膝痛 |
承扶 | 臀溝の中点 | 坐骨神経痛、腰痛、下肢の痛みやしびれ |
これらのツボ以外にも、痛みの部位や症状、体質に合わせて、様々なツボが選択されます。鍼灸師は、丁寧な問診や触診を行い、患者さん一人ひとりに最適な治療を行います。
4.3 鍼灸院の選び方
鍼灸院を選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。
- 国家資格の有無:鍼灸師は国家資格が必要です。「はり師」「きゅう師」の免許を持っているか確認しましょう。
- 衛生管理:院内が清潔で、鍼は使い捨てのものを使用しているか確認しましょう。
- 丁寧な説明:治療内容や費用について、分かりやすく説明してくれるか確認しましょう。
- 口コミや評判:インターネット上の口コミや評判も参考にしましょう。
- 相性の良さ:鍼灸師との相性も大切です。信頼できる鍼灸師を見つけましょう。
腰痛、特に右側の腰痛でお悩みの方は、鍼灸治療を検討してみてはいかがでしょうか。経験豊富な鍼灸師に相談し、適切な治療を受けることで、痛みを改善し、快適な生活を取り戻すことができるかもしれません。
5. 整骨院での腰痛治療
腰痛、特に右側の痛みに悩まされている方は、整骨院での治療を検討するのも一つの選択肢です。整骨院では、国家資格を持つ柔道整復師が、主に筋肉や骨格の異常に対して施術を行います。健康保険の適用が可能 な場合が多く、比較的安価で治療を受けられるのもメリットです。
5.1 整骨院と接骨院の違い
「整骨院」と「接骨院」、どちらも同じように見えますが、実は全く同じものです。柔道整復師法では「柔道整復師の施術所は、接骨院又は整骨院という」と定められています。つまり、名称の違いだけで、提供されるサービスや施術者の資格に違いはありません。どちらの名称を選んでいるかは、各院の方針によります。
5.2 整骨院で行われる治療の種類
整骨院では、痛みの原因や症状に合わせて様々な治療法が用いられます。代表的なものを以下にまとめました。
治療法 | 内容 | 効果 |
5.2.1 マッサージ | 筋肉の緊張を和らげ、血行を促進する施術です。腰痛の原因となる筋肉の硬直をほぐし、痛みを軽減します。 | 血行促進、筋肉の緩和、痛みの軽減 |
5.2.2 電気治療 | 低周波や高周波の電気を用いて、筋肉の炎症を抑えたり、痛みを和らげる治療法です。温熱効果で血流も改善されます。使用する機器としては、干渉波治療器、超音波治療器、SSP(スーパー刺激療法)などが挙げられます。 | 鎮痛効果、消炎効果、血行促進 |
5.2.3 骨盤矯正 | 骨盤の歪みを矯正することで、腰への負担を軽減し、痛みを改善する治療法です。トムソンベッドなどの専用機器を用いる場合もあります。 | 姿勢の改善、腰への負担軽減、痛みの改善 |
5.2.4 テーピング | 患部を固定したり、筋肉や関節をサポートするために、テーピングを行います。キネシオテープやホワイトテープなど、症状に合わせて様々な種類のテープが使用されます。 | 患部の固定、関節のサポート、痛みの軽減、筋肉の保護 |
5.2.5 運動療法 | 腰痛改善のためのストレッチや筋力トレーニングなどの指導を行います。痛みの再発予防にも効果的です。 | 筋力強化、柔軟性向上、姿勢改善、再発予防 |
5.3 整骨院の選び方
自分に合った整骨院を選ぶことは、治療効果を高める上で非常に重要です。以下のポイントを参考に、慎重に選びましょう。
- 口コミや評判:インターネットの口コミサイトや知人の紹介などを参考に、評判の良い整骨院を探しましょう。
- 専門性:腰痛治療に特化した整骨院や、経験豊富な柔道整復師が在籍する整骨院を選ぶと安心です。ホームページなどで専門性を確認しましょう。
- 設備:清潔で最新の設備が整っているか、プライバシーに配慮された空間かどうかを確認しましょう。
- アクセス:自宅や職場から通いやすい場所にあるかどうかも重要なポイントです。
- 費用:健康保険が適用される場合でも、一部自己負担が発生する場合があります。費用の体系を事前に確認しておきましょう。
- コミュニケーション:施術内容や今後の治療方針について、丁寧に説明してくれるか、質問しやすい雰囲気かどうかを確認しましょう。信頼できる柔道整復師と良好なコミュニケーションを築くことが大切です。
6. 腰痛(右側)を改善するためのセルフケア
腰痛(右側)の改善には、専門家による治療だけでなく、自宅で行えるセルフケアも重要です。日々の生活に取り入れることで、痛みの緩和や再発防止に繋がります。ここでは、ストレッチ、筋力トレーニング、日常生活での注意点について詳しく解説します。
6.1 ストレッチ
ストレッチは、筋肉の緊張を和らげ、血行を促進する効果があります。腰痛(右側)の改善には、特に腰回りや股関節周りの筋肉を重点的にストレッチすることが大切です。以下に具体的なストレッチ方法をいくつか紹介します。
6.1.1 腰方形筋ストレッチ
床に立ち、両足を肩幅に開きます。片手を腰に当て、もう一方の手を頭上に伸ばします。伸ばした手の方向に体を側屈させ、腰方形筋を伸ばします。反対側も同様に行います。
6.1.2 ハムストリングスストレッチ
床に座り、片足を伸ばし、もう一方の足を曲げます。伸ばした足のつま先に向けて上体を倒し、ハムストリングスを伸ばします。反対側も同様に行います。
6.1.3 梨状筋ストレッチ
床に座り、両足を伸ばします。片足をもう一方の足の太ももにかけ、両手で抱え込みます。胸の方に引き寄せ、梨状筋を伸ばします。反対側も同様に行います。
これらのストレッチは、1回につき20~30秒程度、左右交互に行うのが効果的です。痛みを感じる場合は無理せず、できる範囲で行いましょう。
6.2 筋力トレーニング
腰痛(右側)の予防・改善には、腰回りの筋肉を鍛えることも重要です。筋力トレーニングによって、腰椎への負担を軽減し、安定性を高めることができます。以下に、腰痛に効果的なトレーニングをいくつか紹介します。
6.2.1 ドローイン
仰向けに寝て膝を立て、息を吐きながらお腹をへこませ、腰を床に押し付けるようにします。この状態を5~10秒キープし、ゆっくりと息を吸いながら元に戻します。10回程度繰り返します。
6.2.2 プランク
うつ伏せになり、肘とつま先を床につけ、体を一直線にキープします。この状態を30秒~1分程度キープします。腰が反ったり、下がったりしないように注意しましょう。
6.2.3 バックエクステンション
うつ伏せになり、両腕を頭の後ろで組みます。上半身をゆっくりと持ち上げ、数秒間キープします。その後、ゆっくりと元の姿勢に戻します。10回程度繰り返します。
これらのトレーニングも、痛みを感じない範囲で行い、徐々に強度や回数を増やしていくようにしましょう。自分の体力や体調に合わせたトレーニングを行うことが大切です。
6.3 日常生活での注意点
日常生活における姿勢や動作は、腰痛(右側)に大きな影響を与えます。以下に、日常生活で注意すべき点をまとめました。
場面 | 注意点 |
座っている時 | 深く座り、背筋を伸ばす。長時間同じ姿勢を続けない。足を組まない。 |
立っている時 | 背筋を伸ばし、お腹に軽く力を入れる。片足に重心をかけ続けない。 |
物を持ち上げる時 | 膝を曲げて、腰を落とす。背中を丸めない。重い物はできるだけ両手で持つ。 |
寝ている時 | 自分に合った寝具を選ぶ。横向きで寝る場合は、膝の間にクッションを挟む。 |
運転時 | シートの位置を調整し、正しい姿勢で運転する。休憩を挟む。 |
これらの点に注意することで、腰への負担を軽減し、腰痛(右側)の予防・改善に繋がります。また、適度な運動やバランスの取れた食事、十分な睡眠なども、腰痛対策として重要です。日々の生活習慣を見直し、腰に優しい生活を心がけましょう。
7. 鍼灸・整骨院での治療を受ける際の注意点
腰の右側だけに痛みを感じ、その原因を探り、鍼灸や整骨院での治療を考えている方にとって、適切な治療を受けるためにはいくつかの注意点があります。事前の準備や心構え、そして治療院とのコミュニケーションを大切に、より効果的な治療を目指しましょう。
7.1 施術前の問診の重要性
鍼灸・整骨院での施術前には、丁寧な問診が非常に重要です。問診では、現在の症状、痛みの程度、いつから痛み始めたのか、どのような動作で痛みが強くなるのかなど、できるだけ具体的に伝えるようにしましょう。過去の病歴や服用中の薬についても伝えることで、施術の安全性が高まります。また、妊娠中の方は必ずその旨を伝えましょう。
問診票に記入する際には、些細なことでも構わずに記入することが大切です。例えば、痛みの種類(ズキズキ、鈍痛、鋭い痛みなど)、痛みが広がる範囲、日常生活での支障など、詳細な情報を提供することで、施術者はより適切な治療プランを立てることができます。
7.1.1 具体的な問診内容の例
- 痛みの発生時期と状況(例:2週間前に重いものを持ち上げた際に急に痛くなった)
- 痛みの程度(例:じっとしているときは我慢できるが、動くと激痛が走る)
- 痛みの性質(例:ズキズキする、鈍い痛み、鋭い痛み)
- 痛みが広がる範囲(例:腰の右側だけでなく、お尻や太ももにも痛みがある)
- 日常生活での支障(例:座っているのが辛い、寝返りが打てない)
- 過去の腰痛の経験
- 現在服用中の薬
- アレルギーの有無
- 妊娠の有無
7.2 治療頻度と期間
腰痛の治療頻度と期間は、痛みの程度や原因、個々の身体の状態によって異なります。施術者と相談しながら、最適な治療計画を立てましょう。一般的には、急性期の腰痛(ぎっくり腰など)は、集中的に治療を行うことが効果的です。
痛みが強い時期は、毎日もしくは1日おきに通院することもあります。慢性的な腰痛の場合は、週に1~2回のペースで通院し、症状の改善に合わせて頻度を調整していくことが多いです。
治療期間についても、一概には言えません。急性腰痛であれば、数日から数週間で痛みが軽減することもありますが、慢性腰痛の場合は、数ヶ月にわたる治療が必要となることもあります。焦らず、施術者の指示に従って、根気強く治療を続けることが大切です。
7.2.1 治療期間の目安
症状 | 期間の目安 |
急性腰痛(ぎっくり腰など) | 数日~数週間 |
慢性腰痛 | 数週間~数ヶ月 |
また、治療院によっては、健康保険が適用される場合と、自費診療となる場合があるので、事前に確認しておきましょう。施術料金についても、事前に確認しておくことが重要です。費用の不明瞭さを避けるために、初回カウンセリング時にしっかりと説明を受けるようにしましょう。
セカンドオピニオンを求めることも有効な手段です。複数の専門家の意見を聞くことで、より多角的な視点から治療方針を検討することができます。納得のいく治療を受けるためにも、積極的に活用しましょう。
8. まとめ
この記事では、右側の腰痛の原因、症状、そして鍼灸・整骨院での効果的な治療法について解説しました。右側の腰痛は、筋肉の緊張や炎症、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、仙腸関節障害、内臓疾患、姿勢や生活習慣など、様々な原因が考えられます。痛みの発生源を特定し、適切な治療を受けることが重要です。
鍼灸治療は、ツボを刺激することで血行を促進し、筋肉の緊張を緩和する効果が期待できます。整骨院では、マッサージや電気治療、骨盤矯正などを通して痛みの緩和と身体の機能回復を目指します。それぞれの治療法には特徴があり、ご自身の症状や希望に合った治療院を選ぶことが大切です。セルフケアとして、ストレッチや筋力トレーニング、日常生活での姿勢の改善も効果的です。
腰痛を改善するためには、施術前の問診で症状や生活習慣を詳しく伝えることが重要です。また、治療効果を高めるためには、継続的な通院と日常生活でのセルフケアの両立が不可欠です。この記事を参考に、ご自身の腰痛の原因を理解し、適切な治療とセルフケアを実践することで、一日も早く痛みから解放され、快適な生活を取り戻しましょう。
あなたへのオススメ記事
- 健康について,日常についてお腹を引き締めるだけじゃない!ドローインで腰痛&姿勢改善
- 日常について腰痛と側弯症の意外な関係|原因を鍼灸の視点から徹底解説
- 治療について歩けないほどの腰痛…その原因と鍼灸治療の可能性|病院に行く前に知っておきたいこと
診療時間
受付時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
09:00~12:30 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ー |
15:00~19:30 | ● | ● | ー | ● | ● | ー | ー |
■ 休診日 日曜・祝日・水曜午後・土曜午後
〒537-0002
大阪府大阪市東成区深江南1丁目13−4
シャトーブラン BI HORIE 1F