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肩こり頭痛の原因とセルフケア|整骨院のプロが教える効果的な改善策
2025/01/24
慢性的な肩こりや頭痛にお悩みではありませんか?デスクワークやスマホの使いすぎで肩や首がガチガチになり、頭痛がする…そんな経験、多くの方がされているのではないでしょうか。
実は、肩こりと頭痛は密接に関係しており、放置すると吐き気や自律神経の乱れに繋がる可能性もあります。この記事では、肩こり頭痛のメカニズムや原因、そして整骨院のプロが教える効果的な改善策を詳しく解説します。
肩甲骨はがしや首のストレッチ、ツボ押しマッサージなどの具体的なセルフケア方法もご紹介するので、すぐに実践できます。さらに、整骨院での施術内容や選び方のポイントも分かります。
この記事を読めば、つらい肩こり頭痛から解放され、快適な毎日を送るための知識が身につきます。もう我慢する必要はありません。さあ、一緒に肩こり頭痛を根本から改善していきましょう。
1. 肩こり頭痛とは何か
肩こり頭痛とは、肩こりの症状に伴って発生する頭痛のことです。肩や首の筋肉の緊張が原因で、頭部への血流が悪化することで引き起こされると考えられています。
慢性的な肩こりに悩まされている方によく見られる症状で、放置すると日常生活に支障をきたすこともあります。肩こり頭痛は、緊張型頭痛と呼ばれることもあり、吐き気を伴うことは少ないですが、重度になると吐き気を催す場合もあります。
1.1 肩こり頭痛のメカニズム
肩や首の筋肉が緊張すると、筋肉内の血管が圧迫され、血流が悪化します。血行不良は、筋肉への酸素供給を不足させ、老廃物を蓄積させる原因となります。この状態が続くと、筋肉が硬くなり、さらに血管を圧迫するという悪循環に陥ります。
そして、筋肉の緊張から発生する痛み物質が、神経を刺激することで頭痛を引き起こすと考えられています。また、自律神経の乱れも肩こり頭痛のメカニズムに影響を与えていると考えられています。
長時間のデスクワークや精神的なストレスは自律神経のバランスを崩し、交感神経が優位な状態を招きます。交感神経が優位になると、血管が収縮しやすくなり、肩や首の筋肉の緊張をさらに強めてしまうのです。
1.2 肩こり頭痛と片頭痛の違い
肩こり頭痛と片頭痛は、どちらも頭痛を伴う症状ですが、原因や症状に違いがあります。以下の表で比較してみましょう。
項目 | 肩こり頭痛(緊張型頭痛) | 片頭痛 |
痛み方 | 頭全体を締め付けられるような鈍い痛み | 頭の片側、もしくは両側にズキズキと脈打つような痛み |
持続時間 | 数時間から数日 | 4時間~72時間 |
誘因 | 長時間のパソコン作業、精神的ストレス、姿勢不良、冷えなど | ストレス、睡眠不足、飲酒、気圧の変化、光や音の刺激など |
随伴症状 | 肩こり、首こり、めまい、吐き気(重度の時) | 吐き気、嘔吐、光過敏、音過敏など |
改善策 | マッサージ、ストレッチ、入浴、姿勢改善、休息など | 鎮痛薬、トリプタン系薬剤、安静、暗所での休息など |
片頭痛は、頭の片側がズキズキと脈打つように痛むのが特徴です。光や音に過敏になる、吐き気を伴うといった症状が現れることもあります。肩こり頭痛は、頭全体を締め付けられるような鈍い痛みが特徴です。
肩や首のこりを伴う場合が多く、吐き気を伴うことは稀です。ただし、症状が重い場合は吐き気を催すこともあります。これらの違いを理解し、適切な対処をすることが重要です。
2. 肩こり頭痛のよくある原因
肩こり頭痛は、様々な要因が複雑に絡み合って引き起こされます。ここでは、特に多い原因を詳しく解説していきます。
2.1 デスクワークなどによる長時間同じ姿勢
デスクワークやパソコン作業、スマートフォンの長時間使用など、同じ姿勢を続けることで、首や肩周りの筋肉が緊張し、血流が悪くなります。
血行不良になると、筋肉に十分な酸素や栄養が供給されず、老廃物が蓄積しやすくなり、肩や首の筋肉が硬くなって痛みを発し、頭痛を引き起こす原因となります。
特に、頭部を前方に突き出した姿勢は、首や肩への負担を増加させるため注意が必要です。
2.2 猫背などの姿勢不良
猫背や巻き肩などの姿勢不良は、重力の影響を効率的に受け止められないため、首や肩の筋肉に過剰な負担がかかります。長時間のデスクワークだけでなく、普段の立ち姿勢や歩き方なども、肩こり頭痛に大きく影響します。正しい姿勢を意識することが重要です。
2.3 運動不足
運動不足になると、筋肉量が減少し、血行が悪化しやすくなります。また、筋肉の柔軟性が低下し、肩や首の筋肉が硬くなり、痛みや頭痛につながりやすくなります。適度な運動は、血行促進、筋肉の柔軟性向上、ストレス軽減にも効果的です。
2.4 冷え性
冷え性により血行が悪くなると、筋肉が緊張しやすくなり、肩こり頭痛を悪化させる可能性があります。特に、冬場や冷房の効いた部屋では、身体が冷えやすいため注意が必要です。温かい服装を心がけたり、湯船に浸かるなどして身体を温めることが大切です。
2.5 精神的なストレス
ストレスを感じると、自律神経のバランスが崩れ、筋肉が緊張しやすくなります。また、ストレスは血管を収縮させる作用もあるため、血行不良を招き、肩こり頭痛を悪化させる要因となります。
ストレスを解消するためには、リラックスできる時間を設ける、趣味に没頭する、十分な睡眠をとるなど、自分に合った方法を見つけることが重要です。
2.6 目の疲れ
パソコンやスマートフォンの長時間使用、読書などによる目の疲れは、眼精疲労を引き起こし、肩や首の筋肉の緊張を高め、頭痛につながることがあります。
適切な休憩を取り、目を休ませることが重要です。また、ドライアイも眼精疲労を悪化させる要因となるため、適切な点眼薬を使用するなどの対策も有効です。
原因 | 具体的な例 | 対策 |
長時間同じ姿勢 | デスクワーク、パソコン作業、スマートフォン操作、読書、運転など | 1時間に1回は立ち上がり、ストレッチや軽い運動をする。 |
姿勢不良 | 猫背、巻き肩、ストレートネックなど | 正しい姿勢を意識する。姿勢矯正グッズの使用を検討する。 |
運動不足 | 運動習慣がない、デスクワーク中心の生活 | ウォーキング、ストレッチ、ヨガなど、自分に合った運動を定期的に行う。 |
冷え性 | 冷房の効いた環境、冬場の外出、冷たい飲み物の過剰摂取 | 温かい服装を心がける。湯船に浸かる。温かい飲み物を飲む。 |
精神的なストレス | 仕事、人間関係、家庭環境など | リラックスできる時間を作る。趣味に没頭する。十分な睡眠をとる。 |
目の疲れ | パソコン、スマートフォン、読書、細かい作業など | 1時間に1回は目を休ませる。遠くの景色を見る。点眼薬を使用する。 |
3. 肩こり頭痛を悪化させる要因
肩こり頭痛は、様々な要因によって悪化することがあります。適切な対処をせずに放置すると、慢性化し日常生活に支障をきたす可能性もあるため、悪化要因を理解し、適切な対策をとることが重要です。
3.1 間違った姿勢や動作の継続
日常生活における間違った姿勢や動作の継続は、肩や首への負担を増大させ、肩こり頭痛を悪化させる大きな要因となります。
例えば、デスクワークでの猫背、スマートフォンの長時間使用によるうつむき姿勢、重い荷物をいつも同じ側で持つ癖などは、筋肉の緊張や血流の悪化を招き、肩こり頭痛を悪化させます。
3.1.1 猫背
猫背は、頭が前に出て肩が内側に入り込む姿勢のため、首や肩周りの筋肉に大きな負担がかかります。長時間この姿勢を続けると、筋肉の緊張が慢性化し、肩こり頭痛が悪化しやすくなります。
3.1.2 長時間のパソコン作業やスマートフォンの使用
パソコン作業やスマートフォンの使用中は、画面に集中するため、無意識にうつむき姿勢になりがちです。この姿勢は、首や肩への負担が大きいため、肩こり頭痛を悪化させるだけでなく、ストレートネックの原因にもなります。
3.1.3 重い荷物の持ち方
重い荷物をいつも同じ側で持っていると、身体のバランスが崩れ、肩や首に負担がかかります。左右均等に荷物を持ち、リュックサックを使用するなど、身体への負担を軽減する工夫をしましょう。
3.2 不適切なセルフケア
自己流のマッサージやストレッチは、かえって筋肉を傷つけたり、炎症を悪化させる可能性があります。適切な知識に基づいたセルフケアを行うことが重要です。インターネットの情報だけでなく、専門家の指導を受けることも検討しましょう。
3.2.1 間違ったストレッチ
自分の身体の状態に合っていないストレッチや、無理な姿勢でのストレッチは、筋肉や関節を痛める可能性があります。
3.2.2 自己流のマッサージ
強い力でマッサージしたり、痛む部分を重点的にマッサージすると、炎症が悪化したり、組織を損傷する可能性があります。
3.3 精神的ストレス
ストレスは自律神経のバランスを崩し、筋肉の緊張を高めます。精神的なストレスが溜まっていると、肩こり頭痛が悪化しやすくなります。
3.4 身体の冷え
身体が冷えると血行が悪くなり、筋肉が緊張しやすくなります。特に、女性は冷え性の方が多いので、身体を温める工夫をすることが大切です。
3.5 睡眠不足
睡眠不足は、身体の疲労回復を阻害し、筋肉の緊張を高めます。質の良い睡眠を十分にとることで、肩や首の筋肉の緊張を和らげ、肩こり頭痛の悪化を防ぐことができます。
3.6 寝具との相性が悪い
自分に合っていない枕やマットレスを使用していると、睡眠中に首や肩に負担がかかり、肩こり頭痛を悪化させる可能性があります。適切な寝具選びが重要です。
寝具 | 悪影響 |
高すぎる枕 | 首に負担がかかり、肩こり頭痛を悪化させる。 |
低すぎる枕 | 首が支えられず、不安定な姿勢になり、肩や首の筋肉に負担がかかる。 |
硬すぎるマットレス | 身体が沈み込まず、圧力が一点に集中し、肩や腰に負担がかかる。 |
柔らかすぎるマットレス | 身体が沈み込みすぎて、正しい姿勢を保てず、腰痛や肩こり頭痛の原因になる。 |
3.7 カフェイン・アルコールの過剰摂取
カフェインやアルコールは、利尿作用があり、体内の水分を排出します。水分不足は、血行不良を引き起こし、筋肉の緊張を高めるため、肩こり頭痛を悪化させる可能性があります。カフェインやアルコールを摂取する際は、水分補給を心がけましょう。
3.8 喫煙
喫煙は血管を収縮させ、血行を阻害します。血行不良は筋肉の緊張を高め、肩こり頭痛を悪化させる要因となります。
これらの悪化要因を理解し、日常生活で気を付けることで、肩こり頭痛の予防・改善に繋がります。セルフケアで改善しない場合は、専門家である整骨院の先生に相談してみましょう。
4. 整骨院でできる肩こり頭痛へのアプローチ
肩や首の痛み、頭痛に悩まされている方は、整骨院での専門的な施術を受けることで症状の改善が期待できます。
整骨院では、肩こり頭痛の根本原因にアプローチし、痛みを緩和するだけでなく、再発しにくい体づくりをサポートします。以下では、整骨院で行われる主な施術方法について詳しく解説します。
4.1 筋肉の緊張緩和のためのマッサージ
肩こり頭痛の主な原因の一つは、肩や首周りの筋肉の緊張です。整骨院では、国家資格を持つ柔道整復師が、一人ひとりの状態に合わせた的確なマッサージを施し、筋肉の緊張を緩和していきます。
血行促進効果も期待できるため、筋肉への酸素供給が向上し、老廃物の排出も促されます。肩や首の筋肉だけでなく、関連する背部や腕の筋肉も丁寧にほぐすことで、より効果的な痛み軽減を目指します。
4.2 骨格の歪みを整える矯正
猫背や長時間のデスクワークなどによって、骨格が歪むと、筋肉に負担がかかり、肩こり頭痛を引き起こすことがあります。整骨院では、骨盤の歪みや背骨のズレなど、全身の骨格バランスをチェックし、適切な矯正を行います。
骨格の歪みを整えることで、姿勢が改善され、筋肉への負担が軽減されるため、肩こり頭痛の根本的な改善につながります。また、体全体のバランスが整うことで、他の体の不調の改善も期待できます。
4.3 姿勢改善指導
正しい姿勢を維持することは、肩こり頭痛の予防・改善に非常に重要です。整骨院では、日常生活における姿勢の指導も行います。
立ち方、座り方、歩き方など、一人ひとりの生活スタイルに合わせた具体的なアドバイスを提供することで、正しい姿勢を意識づけるサポートをします。
また、姿勢を維持するための適切な筋力トレーニングの指導も行うことで、再発防止にも繋がります。
4.4 電気療法、温熱療法などの物理療法
整骨院では、マッサージや矯正に加えて、物理療法を組み合わせることで、より効果的な施術を提供しています。物理療法には、以下のような種類があります。
種類 | 効果 | 使用機器の例 |
低周波治療 | 筋肉の痛みを和らげる、血行を促進する | 低周波治療器 |
超音波治療 | 深部の組織を温める、炎症を抑える | 超音波治療器 |
干渉波治療 | 筋肉の痛みを和らげる、血行を促進する、より深部の筋肉にアプローチ | 干渉波治療器 |
温熱療法 | 血行を促進する、筋肉の緊張を和らげる | ホットパック、マイクロウェーブ |
これらの物理療法は、痛みの緩和や炎症の抑制、血行促進などに効果があり、マッサージや矯正の効果を高める相乗効果が期待できます。患者様の症状に合わせて適切な物理療法を選択し、施術に取り入れています。
5. 肩こり頭痛のセルフケア方法
肩こり頭痛のつらい症状を和らげるためには、日々のセルフケアが重要です。自宅で手軽に取り組める方法をご紹介いたしますので、ぜひ実践してみてください。
5.1 ストレッチ
肩や首周りの筋肉の緊張を和らげるストレッチは、肩こり頭痛のセルフケアの基本です。毎日継続して行うことで効果を実感しやすくなります。
5.1.1 肩甲骨はがしストレッチ
肩甲骨周りの筋肉をほぐすことで、肩や首の可動域を広げ、血行を促進します。肩甲骨を意識的に動かすことがポイントです。
- 両手を前に伸ばし、肩の高さでひじを曲げます。
- ひじを曲げたまま、両腕を大きく後ろに引きます。肩甲骨を寄せるように意識しましょう。
- ゆっくりと元の姿勢に戻します。これを10回程度繰り返します。
5.1.2 首のストレッチ
首の筋肉の緊張を和らげ、頭痛を軽減する効果が期待できます。ゆっくりと呼吸しながら行うことが大切です。
- 頭を右側に倒し、右手で頭を軽く押さえます。首の左側が伸びているのを感じましょう。
- 10秒程度保持した後、ゆっくりと頭を戻します。
- 反対側も同様に行います。左右交互に3回ずつ繰り返します。
5.2 マッサージ
肩や首の筋肉を直接ほぐすことで、血行促進や痛みの緩和に繋がります。入浴後など、体が温まっている時に行うのが効果的です。
5.2.1 ツボ押しマッサージ
肩こり頭痛に効果的なツボを刺激することで、症状の改善を促します。ツボの位置を正確に捉え、優しく押すようにしましょう。
ツボの名前 | 位置 | 効果 |
風池(ふうち) | 後頭部の髪の生え際、首の付け根の両側にあるくぼみ | 肩こり、頭痛、眼精疲労の緩和 |
肩井(けんせい) | 首の付け根と肩の先端の中間点 | 肩こり、首こり、頭痛の緩和 |
天柱(てんちゅう) | 後頭部の髪の生え際、首の付け根にある太い筋肉の外側 | 肩こり、頭痛、眼精疲労、不眠の改善 |
5.3 温熱療法
温めることで血行が促進され、筋肉の緊張が和らぎます。冷えやすい人は特に効果的です。
5.3.1 蒸しタオル
電子レンジで温めた蒸しタオルを肩や首に当てることで、手軽に温熱療法を行うことができます。やけどに注意しましょう。
5.3.2 入浴
湯船に浸かることで、全身を温め、血行を促進します。38~40度くらいのぬるめのお湯に15~20分程度浸かるのがおすすめです。入浴剤を使用するのも良いでしょう。炭酸ガス入浴剤や、温泉成分を含んだ入浴剤などが効果的です。
5.4 姿勢改善
正しい姿勢を維持することで、肩や首への負担を軽減し、肩こり頭痛の予防に繋がります。
5.4.1 正しい姿勢の意識づけ
- 立っている時:耳、肩、腰、くるぶしが一直線になるように意識します。顎を引いて、背筋を伸ばしましょう。
- 座っている時:椅子に深く腰掛け、背筋を伸ばします。足を組むのは避け、足の裏全体を床につけるようにしましょう。パソコン作業をする際は、モニターの高さを目の位置に合わせ、キーボードと肘が90度になるように調整しましょう。
5.5 運動
適度な運動は、血行促進や筋肉の強化に効果的です。無理のない範囲で継続することが大切です。
5.5.1 ウォーキング
ウォーキングは、手軽に始められる有酸素運動です。正しい姿勢を意識しながら、30分程度を目安に行うのがおすすめです。景色を見ながらリラックスして歩くことで、ストレス解消にも繋がります。
これらのセルフケアは、肩こり頭痛の症状緩和に役立ちますが、症状が改善しない場合や悪化する場合は、医療機関を受診するようにしましょう。自己判断で放置すると、他の疾患が隠れている可能性もあります。専門家のアドバイスを受けることが大切です。
6. 日常生活で気を付けること
肩や首のこり、頭痛を予防・改善するためには、日々の生活習慣の見直しが重要です。小さな積み重ねが大きな変化につながりますので、できることから実践してみましょう。
6.1 正しい姿勢を保つ
長時間のパソコン作業やスマホの利用は、猫背になりやすく、肩や首への負担を増大させます。意識的に正しい姿勢を保つよう心がけましょう。
6.1.1 デスクワーク時の姿勢
- 椅子に深く座り、背筋を伸ばす
- パソコンの画面は目線よりやや下に
- キーボードとマウスは身体の近くに
- 1時間に1回は立ち上がり、軽いストレッチをする
6.1.2 スマホ使用時の姿勢
- スマホを目線の高さまで上げる
- 肘を支えにして、腕の負担を軽減する
- 長時間同じ姿勢を続けない
6.2 適度な運動
運動不足は血行不良を招き、肩こりや頭痛の原因となります。軽い運動を習慣化することで、血行促進、筋肉の柔軟性向上、ストレス軽減などの効果が期待できます。
- ウォーキング:30分程度の軽いウォーキングを週に数回行う
- ストレッチ:肩甲骨や首周りのストレッチを毎日行う
- ヨガやピラティス:体幹を鍛え、姿勢改善にも効果的
- 水泳:全身運動で、肩や首への負担が少ない
6.3 十分な睡眠
睡眠不足は自律神経のバランスを崩し、肩こりや頭痛を悪化させる可能性があります。質の良い睡眠を十分に取るように心がけましょう。
- 規則正しい睡眠時間:毎日同じ時間に寝起きする
- 寝る前のリラックスタイム:カフェインを避け、リラックスできる環境を作る
- 快適な睡眠環境:寝室の温度や湿度、寝具に気を配る
- 睡眠時間を確保する:7時間程度の睡眠を目安にする
6.4 バランスの取れた食事
栄養バランスの取れた食事は、健康な身体を維持するために不可欠です。特に、筋肉や神経の働きをサポートするビタミンB群、血行促進効果のあるビタミンE、骨や筋肉を作るタンパク質などを積極的に摂取しましょう。
栄養素 | 含まれる食品 |
ビタミンB群 | 豚肉、レバー、うなぎ、玄米 |
ビタミンE | アーモンド、アボカド、かぼちゃ |
タンパク質 | 鶏肉、魚、大豆製品、卵 |
マグネシウム | ひじき、アーモンド、納豆 |
6.5 ストレスを溜めない
ストレスは自律神経の乱れを引き起こし、肩や首の筋肉を緊張させ、頭痛の原因となります。ストレスを溜め込まないよう、自分に合ったストレス解消法を見つけましょう。
- 趣味を楽しむ:音楽鑑賞、読書、映画鑑賞など
- リラックスする時間を作る:アロマテラピー、瞑想、ヨガなど
- 軽い運動:ウォーキング、ジョギングなど
- 友人や家族と過ごす:楽しい時間を共有する
- 自然に触れる:公園を散歩する、森林浴など
これらの日常生活の注意点を実践することで、肩こりや頭痛の予防・改善に繋がります。自分自身の身体と向き合い、健康的な生活習慣を送りましょう。
7. 整骨院選びのポイント
肩こり頭痛でお悩みの方は、適切な治療を受けるために整骨院選びが重要です。ここでは、良い整骨院を見つけるためのポイントをいくつかご紹介します。
7.1 国家資格の有無
整骨院で施術を行うには、柔道整復師という国家資格が必要です。柔道整復師は、厚生労働大臣が認可した国家資格であり、専門的な知識と技術を習得しています。ホームページや院内で資格の表示を確認しましょう。
7.2 清潔な院内環境
清潔な院内環境は、安心して施術を受けるために重要な要素です。院内が整理整頓されているか、清潔に保たれているかを確認しましょう。また、施術で使用する器具の衛生管理も重要なポイントです。
7.3 丁寧なカウンセリングと説明
あなたの症状や生活習慣などを丁寧にヒアリングし、原因や施術方針を分かりやすく説明してくれる整骨院を選びましょう。疑問や不安があれば、遠慮なく質問できる雰囲気であることも大切です。治療期間や費用についても事前に確認しておきましょう。
7.4 適切な施術プランの提案
あなたの症状や体質に合わせた適切な施術プランを提案してくれる整骨院が理想的です。画一的な施術ではなく、個別のニーズに合わせたオーダーメイドの施術プランを提供してくれるかを確認しましょう。
施術内容や頻度、期間などについて、納得できる説明があるかどうかも重要です。
7.5 口コミや評判
インターネット上の口コミサイトや知人からの評判も参考になります。実際に施術を受けた人の生の声は、整骨院を選ぶ上で貴重な情報源となります。
ただし、口コミはあくまでも個人の感想であるため、参考にしつつも最終的には自分の目で確かめることが大切です。
7.6 アクセス
自宅や職場から通いやすい立地にある整骨院を選ぶと、継続的な通院が容易になります。無理なく通える範囲にある整骨院を探しましょう。駐車場の有無も確認しておくと便利です。
7.7 料金体系の明確さ
施術料金や保険適用範囲など、料金体系が明確に提示されているかを確認しましょう。不明瞭な点があれば、事前に質問し、納得してから施術を受けることが大切です。追加料金が発生する可能性についても確認しておきましょう。
7.8 アフターケアの充実
施術後のアフターケアも重要なポイントです。自宅でできるストレッチや体操などの指導、日常生活における注意点などのアドバイスを提供してくれる整骨院を選びましょう。再発防止のためのサポート体制が整っているかどうかも確認しておきましょう。
7.9 専門分野
肩こり頭痛に特化した施術を得意とする整骨院もあります。ホームページなどで専門分野や得意とする施術内容を確認し、自分の症状に適切な整骨院を選びましょう。
例えば、スポーツ外傷や交通事故治療に特化した整骨院など、様々な専門性を持つ整骨院があります。
7.10 その他、整骨院を選ぶ上でのポイント
項目 | 詳細 |
予約システム | Web予約や電話予約など、予約システムがスムーズであるかは、通院のしやすさに繋がります。 |
クレジットカード対応 | クレジットカードが利用できるかどうかも、利便性を左右する重要なポイントです。 |
診療時間 | 自分のライフスタイルに合った診療時間の整骨院を選ぶことで、通院の負担を軽減できます。夜間診療や土日診療を行っているかなども確認しましょう。 |
緊急時の対応 | 急な痛みが出た場合の対応についても確認しておくと安心です。時間外診療や緊急連絡先の有無を確認しましょう。 |
これらのポイントを参考に、自分に合った信頼できる整骨院を見つけ、肩こり頭痛の改善を目指しましょう。
8. よくある質問
肩こり頭痛でお悩みの方からよくいただく質問とその回答をまとめました。整骨院での施術やセルフケアに関する疑問を解消し、適切な対処法を見つけるためにお役立てください。
8.1 Q. どのくらいの頻度で整骨院に通うべきですか?
肩こり頭痛の症状や原因、そして個々の身体の状態によって最適な通院頻度は異なります。
一般的には、症状が強い初期段階では週に2~3回程度の通院が推奨されることが多いです。症状が落ち着いてきたら、週1回や2週間に1回など、徐々に頻度を減らしていくのが一般的です。
ただし、これはあくまでも目安であり、ご自身の状態に合わせて整骨院の先生と相談しながら通院頻度を決定することが重要です。
また、セルフケアの指導も受けることで、通院頻度を減らしながら効果的に症状を改善できる場合もあります。自己判断せず、専門家のアドバイスに従うようにしましょう。
8.2 Q. セルフケアと整骨院での施術はどちらが効果的ですか?
セルフケアと整骨院での施術は、どちらか一方を選ぶのではなく、組み合わせて行うことが最も効果的です。
整骨院では、専門家によるマッサージや矯正、物理療法などで、筋肉の緊張緩和や骨格の歪み調整、血行促進などが期待できます。一方、セルフケアは、日常生活の中で継続的に行うことで、症状の予防や再発防止に繋がります。
項目 | セルフケア | 整骨院での施術 |
メリット | 自宅で手軽に行える、費用がかからない、継続しやすい | 専門家による施術を受けられる、症状に合わせた適切なアプローチ、効果が出やすい |
デメリット | 効果を実感するまでに時間がかかる場合がある、自己流では間違った方法で行ってしまう可能性がある | 費用がかかる、通院する時間が必要 |
おすすめのケース | 軽度の肩こり頭痛、予防、再発防止 | 重度の肩こり頭痛、慢性的な肩こり頭痛、原因が特定できない肩こり頭痛 |
ご自身の症状やライフスタイルに合わせて、セルフケアと整骨院での施術をバランスよく取り入れることが大切です。
例えば、整骨院で施術を受けた後に、自宅でストレッチやマッサージなどのセルフケアを行うことで、施術効果の持続や症状の悪化を防ぐことができます。整骨院の先生に相談し、最適な組み合わせを見つけるようにしましょう。
8.3 Q. 肩こり頭痛を放っておくとどうなりますか?
肩こり頭痛を放っておくと、慢性化し、吐き気や嘔吐、めまい、自律神経失調症などの症状を引き起こす可能性があります。また、肩や首の筋肉が常に緊張した状態が続くことで、首や肩の関節の可動域が狭まり、日常生活に支障をきたす場合もあります。
さらに、睡眠の質が低下したり、集中力の低下に繋がったりすることもあります。放置せずに、早めに対処することが重要です。
肩こり頭痛は、適切な治療やセルフケアを行うことで改善が期待できます。症状が軽いうちに、整骨院を受診したり、セルフケアを始めたりすることで、慢性化を防ぎ、健康な状態を維持することができます。
少しでも気になる症状がある場合は、我慢せずに、早めに専門家に相談することをおすすめします。
9. まとめ
肩こり頭痛は、肩や首の筋肉の緊張、姿勢不良、冷え、ストレス、目の疲れなど様々な原因が複雑に絡み合って引き起こされます。放置すると吐き気や自律神経の乱れに繋がることもあるため、早めの対処が重要です。
肩こり頭痛の改善には、整骨院での専門的な施術と日々のセルフケアの両方が効果的です。整骨院では、マッサージや骨格矯正、姿勢指導などを通して根本的な改善を目指します。
セルフケアとしては、肩甲骨はがしや首のストレッチ、ツボ押しマッサージ、蒸しタオルや入浴による温熱療法、ウォーキングなどの運動、正しい姿勢の意識づけなどが有効です。
さらに、日常生活では、正しい姿勢を保つ、適度な運動をする、十分な睡眠をとる、バランスの取れた食事を摂る、ストレスを溜めないといった点にも気を配りましょう。
これらの対策を継続的に行うことで、つらい肩こり頭痛から解放され、快適な生活を送ることができるでしょう。
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